1948-04-28 第2回国会 参議院 労働委員会 第4号
ただこれは大體いろいろな情勢を考慮して、且つ天文學的の數字を標準といたした結果、そこに多少の弊害が生ずるのではありますが、併しサンマー・タイムを實行して參りたい。こういうふうに考えておる次第でございます。これが公式になるか、非公式になるかというお尋ねの点でございますが、とにかく夏時間を法案で決めますことは、これを原則として通して參りたい、こういうふうに考えております。
ただこれは大體いろいろな情勢を考慮して、且つ天文學的の數字を標準といたした結果、そこに多少の弊害が生ずるのではありますが、併しサンマー・タイムを實行して參りたい。こういうふうに考えておる次第でございます。これが公式になるか、非公式になるかというお尋ねの点でございますが、とにかく夏時間を法案で決めますことは、これを原則として通して參りたい、こういうふうに考えております。
それにつきまして、この法律に四月の第一土曜日の午後十二時から、九月の第二土曜日に至るという、そういう何は天文學上の根據があるのですか、その點を御説明願います。
○説明員(藤岡由夫君) この秋分、春分につきまして、又冬至、夏至のお話もございますが、こういう天文學的、科學的な意味のことは、これは別に祝祭日ということと一緒に考えないでいいのじやないかと考えます。それで春分、秋分をそういう天文學的の日を選ぶということは言わないで、無論その日は科學的意味のあることは無論國民に知らせなければいけませんが、お祭にする必要がないというのが私の考であります。
○説明員(和達清夫君) 春分、秋分を何も祝祭日に出す出さないは別問題といたしまして、先程神田清君からの手紙をちよつと拜見しましたが、よく讀みませんでしたが、私も同感でありまして、春分、秋分というものを天文學的の日にするか。一定の日を決めるかというのが問題かと思いまして、私もやはりこれを天文學的に決めるのは實用上不便だと思います。やはり一定の日にされることに贊成します。
今までの經驗において、今日は何匁配給ということができておりましようか、これは天文學的數字であります。國民全體に今日は何匁の魚を配給してやるなんということは、いわゆる作文であります。言うて行われないことであると私は確信しております。今強化していく事によつてと仰せられたので、なおあらためて私はお尋ねいたすのであります。
それからもちろん終戰當時にどれだけか、天文學的數字を算えるような厖大な物資があつたものが、その後どこにどう行つたかということを調べるのでありまするから、あらゆる問題が起つてくるであろうし、これを單純に拙速主義であるとか、巧遲主義であるとかいうことによつては調べられるものではないのであります。私はしばしば繰返して言います。
また法律の上にそれを規定しても、おそらくは個人の財産から見るときには、天文學的数字に及ぶものでありますから、また國家がこれを賠償すると言いまして、國家と個人たる政治家との法律上の關係いかんというむずかしい問題が出てくると思うのでありまして、それは法律に規定するということは技術的の難しい問題であります。